機械翻訳での和英訳を調査してみた件 ④Babel Fish版
Moi!営業事務のSanniです。
皆さん、英訳に困ったことはありますか?TOEIC955点を取得した私でさえ、何回もあります。そんな時は機械翻訳を使うと便利です!
だが、機械翻訳はどれぐらい正確なのか、どんな文章を書けば通じるのか、調査してみました。前回はMicrosoft Bingで、今回はシリーズ最後のBabel Fishを紹介します!
紙ベースの短いお知らせ
このシリーズを書き始めた頃はまだ夏だったが、もうクールビズ期間がすっかり終わっています。しかし比較のため、同じ貼紙のお知らせを使います!
原文
まず、結果に改行が反映されないのはとても分かりづらいですが頑張ってみます。
- 「記」は記録として入ってしまい、ネイティブにとっては意味不明です。
- 「以上」は「~よりもっと」の意味になってしまい、こちらもあまり効果がありません。
修正版
「記」と「以上」を削除しました!英語で「as follows」=「次の通り」みたいな意味ですので、実施期間をその次に並べて、最後にご協力お願いしますの一言を移動しました。
チャットベースの長いお知らせ
社内は特にチャットやメールで何かお知らせすることが多く、言葉も若干変わってきます。営業事務チームが実際に発信したお知らせを使います!
原文
- 「木金」と略したら、木曜日しか伝わっていません。
- 「出社」は「仕事」に変わってしまいます。どこで仕事されるかはポイントなので、コンテキスト不足です。
- 「郵送対応予定」がハイコンテキストで「あれを郵送する」になってしまいます。
- 「依頼いただいたもの」では「お客様」が入っていないのに、「お客様の依頼を対応する」と翻訳されます。
- 「発送→shipment」がまた物流のイメージなので、ちょっと違います。
- 「ご容赦」ですが、英語になってくると若干違和感が…ここまで「お許しください」のニュアンスは必要ないかと思います。
- 英訳自体には間違いありませんが、ここまで丁寧に書く必要がありません。文章が無駄に長くなります。
修正版
- 省略せずに「木曜日と金曜日」にしました。
- 「オフィス」を加えることで、どこで対応しているのかハッキリわかります。
- より具体的に「郵送の依頼」にすると、そのまま正しく翻訳されます。
- こちらは少し言葉の順番を変えるだけで、文脈がわかりやすくなります。
- 郵送対応ですので、発送→郵送に変えました。
- ご容赦→ご理解に変えるだけで自然な文章になりました。
- 「ください」でシンプルで十分伝わります。
分かりやすい英訳のコツ
以下を意識しましょう!
- 伝えたいことはより具体的に書く
- 言葉選びをシンプルに
- ローコンテキストが大事
- 文脈を明確に
- 省略しすぎない
最後に
Babel Fishを告知文などにオススメできない理由が3つあります。
- 改行が反映されないため分かりづらい
- ちゃんとした翻訳まで何回も修正して試しが必要だった
- 利用者が多いときにサイトが詰まってしまい、いつでも簡易に利用できるわけではない
こちらはシリーズ最後になりますが、いかがでしょうか?私は今までGoogleをよく使っていましたが、これからはDeepL信者になります。ただ、GoogleやBingでコツをつかめば、良い英訳もできるかと思います。
ぜひ、英語が得意ではない方こそ、使ってみましょう!!